文献

『SEO検定 公式テキスト 4級』の書評

この本は、SEO(Search Engine Optimization)をテーマにした本である。

SEOとは検索エンジン最適化のことで、Googleなどの検索結果で上位に表示される方法だ。

タイトルにある通り、SEO検定4級向けの参考書になるが、SEO全体を知るうえで役に立つ。

主にサイト運営者や企業のWeb担当者が読むべき本だが、一般教養として知っておくと、「あの人気サイトはなぜ支持を集めるのか?」が分かるので面白い。

ネット上で情報が乱立しがちなSEOを、体系的にまとめてくれる一冊だ。

対象読者

この本をまず読むべきは、なんといってもSEO検定4級の受験者だろう。

SEO検定は一般社団法人全日本SEO協会が運営している検定試験だ。興味がある人は公式サイトを見てみることをすすめる。

次に読むべきは、ネットでSEOについてある程度調べたけど、なんかよくわからんと思っている人だ。

SEOの全体像がまとまっており、バラバラに集めた知識を整理できるだろう。

逆に、SEOに関して全く知識のない初心者にはおすすめしない。

読めないこともないが、各用語の説明がサラッと書かれており、知識がない場合には理解しづらいと思われる。

構成

全部で6章からなり、SEOの全体像をわかりやすくまとめている。

第1章ではWebサイトと検索エンジンの歴史について。

第2章では検索エンジンの覇者・Googleについて。

第3章ではSEOの意義と情報源について。

第4章~第6章ではSEO技術の3大要素である人気要素・内部要素・外部要素について。

具体的な施策法ではなく、SEOについて広く浅くまとめた内容である。

しかし、この本だけでSEO対策できる人も十分いるだろう。SEOを勉強する上で必要最低限の情報はすべてつまっている。

感想

この本を読み、優れていると感じた部分を3点紹介する。

SEOの意義について

1つ目はSEOの意義だ。

SEOを勉強する人の多くは、何かしらの情報発信する媒体を持っており、そこへのアクセス数を増やすことが目的である。

そのため、SEOの学習となるとアクセス増加のテクニックを求め、SEO本来の目的を忘れてしまう。

この本ではSEOの意義について、2つの答えを出している。

なぜSEOをするのか? について理解しておくと、施策していく中で迷わずにすむ。

情報源の提示

2つ目は情報源の提示だ。

本は出版されるまでのタイムラグから、ネットに比べ情報鮮度は落ちる。

しかし、ネットの情報は本に比べると信頼性の問題があり、取捨選択はユーザーにゆだねられる。

そのため、書籍と合わせてリアルタイムで情報を収集していくべきだが、どの情報が信頼できるかを初心者が識別するのは難しい。

この本はそんな初心者の悩みを解決するべく、信頼できる情報源がまとめてある。

全体像がわかる

3つ目は全体像がわかるだ。

もちろん、全体像については、ネットで調べると多くのサイトが紹介している。

しかし、その多くが情報過多で、全体像を把握するのは難しい。

試しに「seo 対策」で調べてみると、今回紹介した本の内容を一記事でまとめたものが上位を占めている。(なぜこうなるかについては、第5章の内部要素を読むとわかる)

それらのサイトから正確に情報を読み取れる人にはあまり優れた要素ではないが、初心者は重宝するだろう。

この本を読むと、SEO対策は大きく分けて3種類あり、どういった施策がそれぞれ当てはまるかがわかる。

まとめ

この記事では、『SEO検定 公式テキスト 4級』について紹介した。

SEOについて、なんとなく知っているけど、よくわからないと思っている人には、うってつけの本だ。

ただし、ある程度の基礎知識は求められるので、まったくの初学者は別の本を一冊はさんでおくといいだろう。

SEOに関する基本知識については網羅しており、全体像を俯瞰する上でも読んでおいて損はない。

付属の問題集もあるので、知識の確認をしたければ合わせて購入してもいいだろう。

基本情報

タイトルSEO検定 公式テキスト 4級
発行年月日2020年5月28日
編者一般社団法人全日本SEO協会
出版社シーアンドアール研究所
判型A5
ページ数144ページ
定価1980円(本体)
ISBN978-4-86354-307-2
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