特殊の人・場所または事物を表す名詞。
英語の固有名詞
固有名詞は必ず頭文字で書き始める。
原則として冠詞をとらず、複数にもならない。
ときに同じ固有名詞が、異なるものの名に用いられることはあれど、そこには何ら共通の関係を持たない。
固有名詞の例外
固有名詞の原則から外れる例外をまとめる。
- 1. 稀に、同じ固有名詞に共通の関係性を持たせる場合、不定冠詞を附し、また複数形をも用いる場合もある。
- 2. 普通名詞的に用いて類似するものを表す場合、定冠詞を附し、また複数形をも用いる。
- 3. 人名を普通名詞的に用いてその人物の作品を表す場合、不定冠詞、定冠詞を附し、また複数形をも用いる。
- 4. 家族・種族・党派などの一員を表す場合、不定冠詞を附し、また複数形をも用いる。
- 5. 複数固有名詞(山脈・群島・特殊の国名・総体の家族名・総体の教徒名)の場合、常に定冠詞を附し、複数形を用いる。
- 6. 河川・海洋、半島・海峡、艦船、公共の建物、書籍・新聞・雑誌名の場合、常に定冠詞を附す。
4は、国籍を除く。
6は、河川の名で定冠詞をつけない特例に、Jordan(ヨルダン川)とTiber(タイバー河)がある。(ただし、現代では付ける場合もある。)
6は、湖水・港湾・岬の名は無冠詞である。
6は、学校・大学名は通例定冠詞を付けるが、付けない例も多い。
6は、一部の書籍・新聞・雑誌名は、定冠詞をつけない。