事物の名称として用いられる語。
名詞の特色
名詞はすべて第三人称として取扱われ、性・格・数の別を持つ。
英語の名詞
現代英語では、性の変化はことごとく失われた。
格は、ただ第二格(所有格)にアポストロフィーS(’s)を附するだけとなった。
数の単複のみが、唯一の主要な学習要素である。
名詞の分類
名詞はまず、具体名詞と抽象名詞に分けられ、具体名詞はさらに固有名詞・普通名詞・集合名詞・物質名詞に分類される。
名詞の分類は現在まで、文法諸家により、様々な試みがなされている。
Sweetは、具体名詞と抽象名詞に分け、具体名詞を種族名詞と物質名詞に分け、種族名詞をさらに個別名詞と集合名詞に分けている。
Kruisingaは、種族名詞と非種族名詞に分け、種族名詞を単一性種族名詞と単一性集合名詞に分け、非種族名詞を集合名詞と物質名詞と抽象名詞に分けている。
Jespersenは、事物語と質量語に分け、事物語を普通名詞と固有名詞と集合名詞に分け、質量語を物質質量語と非物質質量語(またはネクサス実詞)に分けている。